大河内建詞 自己紹介へ

「設計回顧録」ファイルNo.036

岐阜県海津市 M様を紹介します。

【コメント】
M様は、「いい家が欲しい」の本を読まれ、外断熱の家に大変興味を持たれて、弊社の中津川市にある体感ハウスにご宿泊されました。
翌日、「一度現地を見て、計画をお願いしたい。」とおっしゃられ満足なご様子で帰られました。
「体感ハウスの性能の良さを実感されての言葉だね」と案内した大河内常務が嬉しそうに話してくれました。
早速現地調査に伺い、既存の建物の測量に掛かりました。
既存の建物を見せていただきましたが、ご主人がお寺の住職をされている関係で、檀家さんが寄り合いできるようにと続きの和室や部屋が連なり、約100坪位の建物でしたが、中が薄暗く陰気な感じのする間取りになっていました。
私が「今の家は中の部屋に日が入らず、薄暗く冬は寒いし夏は風が通り難くて住みづらくないですか?今度造る家は明るいイメージで夏涼しく、冬暖かい家にしましようね」と言うと、ご夫婦揃って頷いてみえました。
間取りの打合せは、お寺の本堂でストーブを囲んで寒さを堪えて行いました。
設計、契約、既存建物解体工事と進み、基礎工事には入ったのは12月中ごろでした。この年は雪が多くて現場監督の田口君(現在営業担当)も泣いていました。今から思うと懐かしい思い出ですが、当時は相当辛く良い経験になった事と思います。
毎年、心温まる年賀状をいただきありがとうございます。

また、点検に伺いますM様これからもよろしくお願いします。

【データ】
平成18年7月完成  延べ床面積 268.25?(81.29坪)
  第1種換気+全館冷暖房システム オール電化住宅

【建築事例集】の『仏様に見守られる家族安らぎの家』で掲載されていますので、建設中のレポートも合わせて一度ご覧下さい。

         工務店が造る外断熱・「共和の家
             設計  坂井田環作
 

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