坂井田環作 自己紹介へ

私の大切な言葉

2008/07/01(火) 日々の事坂井田環作

私の大切にしている言葉に「忘己利他」という言葉があります。
これは最澄の言葉ですが、直訳すると「人を喜ばせるとき、自分の命が最も輝く」と私は解釈しています。

ブランド和牛「飛騨牛」と偽って等級の低い肉を製造販売していた「丸明」、中国産ウナギを「愛知県三河一色産」のウナギと偽装表示する販売業者「魚秀」らの偽装問題等々・・
こうした問題がどうして続々生じるのでしょうか?

誰しも会社を興した時は、「お客様第一の心」を持って皆様に喜んで頂けるよう誓ったことでしょう。
しかし、会社が大きくなるに連れて社内の循環が悪くなり、又利益追求意識も強くなる事により本質を見失しなった結果こうした現象が生じて来ると私は思います。

弊社も23年前に糸魚川専務と3人で建築部を作りスタートしました。
お陰で社員も増え今日まで順調に来ることが出来ました。
ひとえに皆様のお陰と感謝しております。
「明日はわが身」と言うことわざもあるように、弊社も例外ではありません。
カネカの開発したソーラーサーキットと離れ、外断熱・「共和の家」として再出発するこの機会に、もう一度あの当時の初心の思いを振り返り、「誰の為に仕事をするのか」という根本を再認識したいと思います。

それは、「いい家が欲しい」の本の精神に則っとり、「いい家」をつくる会のメンバーとして誇りを持ち、丁寧で「正直」な施工を心がける事により答えが見えて来ると考えます。

会社の内部の循環を良くするようシステムを再度見つめ直し、私に出来る設計監理の立場から偽装、手抜き工事等を見逃さないようチェックの強化に努めて行きたいと考えております。
そして、お客様に心から喜んで頂ける家作りが出来た時、私の命も一層輝くと思います。

              外断熱・エコハウス「共和の家」
                (設計 坂井田環作)

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