井戸雅一 自己紹介へ

気密測定に思う!

 本日、大府市のN様邸にて気密測定を お客様の立会いの元で行いました。
結果から言いますと C値は0.21?/㎡ 隙間特性1.35 でした。
今日はこの値が どれほどすごい値なのか 且つ 我々造り手がどれほどうれしい値なのか少しお話します。

気密住宅・・・5.0?/㎡以下  主に2×4住宅が価します。
高気密住宅・・・2.0?/㎡以下 との 数値上で区分があります。

我々「共和の家」では どんなに性能の良い断熱材を使っても 隙間だらけの施工ではなんの意味もありませんので、当初から 0.5?/㎡以下を最低のラインと定め、大工職を中心に各設備業者と共に意識を高め取り組んできました。そうやって施工を続けてきた結果 、現在では平均的に0.3?/㎡がコンスタントに出せるまで施工技術と品質管理がレベルアップしています。
私の中では“超高気密住宅”と表現しています。もちろんですが こんな区分はありませんよっ!

 C値は0.21?/㎡と言っても感覚的にピンときませんよねっ!
今日のN様邸の現場の場合は、屋根面、外の壁面、基礎の面の全ての隙間を合計すると40.1?の隙間と測定されました。 表現を変えると わずか6.3cm角の隙間しかない事になります。
この隙間は 引き違いサッシの水抜き穴の合計分ぐらいと考えられますから、驚きの数値です!

 では、なぜうれしいのか?
いくら施工技術と品質管理がレベルアップしたとはいえ、人間のやっている事なのでミスや勘違いは当然あります。
外装や内装の作業が出来上がる前のこの工程で行うのは、気密測定で思わしくない結果が出た時に その原因を見つけ出し 改修する事が出来るからです。
逆を言うと ここまでの施工にミスはないのかとの試験でもありますので、その試験に合格できた事ですから、我々造り手にとっては とてもうれしい事です。

次回は、気密測定の数値の意味についてお話ししたいと思います。

 

工務店が造る外断熱「涼温換気の家」
   (現場 井戸雅一)

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