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桧(ひのき)の話

2010/04/03(土) その他

弊社の構造材をはじめ、下地材、内装材などメインで使用する木材は「東濃桧(ひのき)」です。

今日は木としての「桧(ひのき)」について少しウンチクを・・・

飛鳥時代に建設され、世界最古の木造建築として有名な奈良県の法隆寺の西院伽藍(五重塔など)は桧(ひのき)材を主な建築材料としています。

1000年以上も存在していると言っても次元が違いすぎてピンと来ませんが、気の遠くなるほど昔の日本人も建築材料として桧(ひのき)を使用していたことは非常に興味深いです。
近年では20年ごとに建て替えられる三重県の伊勢神宮も桧(ひのき)材で建築されているのをご存知の方も多いと思います。

軽くて強いため、そして日本では豊富な資源でもあるため木材は建築資材として昔から重宝されてきたことは周知の事実ですが、何故に桧が使用されたかについては耐久性が高く、色艶や香りも良く、構造材から建具まで幅広く利用できる加工性が挙げられます。
また、よく比較される杉との一番の違いは吸湿・放湿性が高く、湿気に強いことです。

岐阜県の東濃地域が産地である東濃桧(ひのき)の特徴は桧(ひのき)の特徴に加えて年輪の柔らかい部分(春材)と硬い部分(秋材)との差が少ないため(年輪の密度が高い)強度、耐久性が非常に高いです。

これは適度な寒暖の差がないとこのような桧は育ちません。お米と似てますね。

住宅の寿命は1000年も必要ないと思いますが、20?30年で建物としての役割を完全に失っている住宅を少なからず目にしてきました。

家造りにおいて構造は非常に重要です。


工務店がつくる外張り断熱住宅「共和の家」
     営業  田口雅彦

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