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断熱材が足りない

2010/12/11(土) 日々の事

今週の月曜日(12月6日)の朝日新聞の朝刊の社会面で「断熱材が足りない」という記事を読まれた方もいるかと思いますが、現在全国的に断熱材が不足している事態が発生しております。
http://www.asahi.com/national/update/1206/TKY201012050384.html

近年の不況に伴い断熱材メーカーが生産量を少なくしていた事と住宅エコポイントなどによる家の断熱化ブームとが不運にも重なったため紙面の「断熱材が足りない」状態に陥っています・・・

私は秋頃から断熱材の生産が冬には追いつかなくなるという話しを耳にしていましたがグラスウールだけではなく外張り断熱に使用される板状の発砲系の断熱材にも影響が出始めました。
グラスウールが無ければ発砲断熱材を詰めておけば・・・という安易な考えの建築業者が多く出現してきた証拠ですね(泣)
しかし心配すべきは、各地では防湿処理を無視して断熱材を詰め込んでエコポイントをもらって喜んだその結果、数年後に壁の中の結露で家が腐ることも十分に考えられるので個人的にはこの家のにわか断熱ブームを非常に危惧しています。

家づくりに関わるプロとして一つ言わせてもらえば、断熱工事は甘くないです。造り手の知識と技術が求められる工事ですので依頼先には十分注意すべきです。

共和木材においては現場監督と建材業者の迅速な対応で今のところ工事に影響は出ておりませんので一安心ですが予断を許さない状況には変わりはありませんので今後も動向に注意してお客様にご迷惑をお掛けしないように努めてまいります。


岐阜県・愛知県・三重県に外断熱でつくる「共和の家」
       名古屋営業所 田口雅彦

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