先週末から今週にかけての大寒波、みなさんはどうお過ごしでしょうか。各地で大雪になり交通機関にも影響がでました。私の住む中津川市でも10cmを超える積雪があり工事中の現場への影響も少なくありません。
 写真は現在中津川市で工事中のT様邸の養生の様子です。積雪もそうですが、凍結の恐れもあるため、毎朝作業前に撤去、作業後に設置と、1日の作業にひと手間もふた手間も増えるのにもかかわらず、手間をかけてくれる現場の職人さんには本当に感謝しています。
 私個人の意見としては多少の積雪はうれしいものですが、やはり現場の効率や進捗を思うと雪は降らない方が良い・・・ん~複雑です(−−;)

 さて、今回5回目の『小木曽と学ぶ会』は先週からの続きで【換気】について。先週は室内空気汚染と換気の必要性について学びました。今週は換気方式についてです。
 換気方式を原動力で分けると、自然換気と機械換気に分けられます。
自然換気には風力による温度差を利用した、風力換気と、室内外の温度差を利用した温度差換気があります。
 一方、機械換気は、ファンや換気扇などの人工的な機械動力によるもので、人工換気若しくは強制換気といわれています。機械換気でも3種類あります。第1種換気方式とは給気も排気もファンなど機械で行う為、最も完全な方式で、室内の気流や圧力の制御が容易で、高気密住宅や屋内駐車場に用いられます。第2種換気方式は給気を機械で、排気を自然換気で行う為、室外よりも室内が正圧に保たれる為、外部からの汚れた空気の侵入を嫌う清浄室や燃焼用の空気が必要なボイラー室に採用されます。第3種換気方式は、給気を自然に行い排気は機械で行うもので、室外よりも室内が負圧に保たれる為、室内で発生する臭気や水蒸気を周囲に漏らしたくないトイレや厨房に適しています。

 ちなみに換気扇といえば大きな羽根の付いたプロペラファンを思い浮かべる方も少なくないと思いますが、外壁に面していないキッチンや、マンションなどでファンが風の影響をうけてしまうところでは、ダクトを通して排気の出来るシロッコファンが用いられます。シロッコファンとは、多翼送風機ともいわれ、半径方向に多数の短い前向きの羽根を持つ遠心力送風機で、・・・言葉で説明してもわかりづらいので、見られたことのない方は見てみて下さい。f^^;) 掃除がしにくい事や風量を絞りすぎると安定しないなど欠点はあります。

 みなさんのご自宅はどのような換気方式かご存じですか?


工務店が造る外断熱「共和の家」
(現場 小木曽一仁)

1ページ (全4ページ中)