井戸雅一 自己紹介へ

シロアリの女王を発見?

2015/05/07(木) 日々の事井戸雅一

 木造建築の仕事に長く携わってきますと 絶対に外せない数々の課題があります。
その中に基礎外断熱を施している弊社のような工法には 最重要ともいえる「シロアリ対策」があります。

 私も10年以上前から 白対協の認定するシロアリ施工士の取得とか、ターミメッシュ施工士の取得とかの折に シロアリの勉強をさせてもらう機会があり、その後はシロアリの調査や その被害の状況を多く見てきた経験もあり“シロアリに負けない“と意識を高め取り組んでいます。

 その一方で シロアリの生態が少しづつ分かってくると 実におもしろくて 興味をひかれます。
その中の一つに シロアリのコロニーには 女王アリ、王様アリ、ニンフ、兵隊アリ、働きアリと階級が分かれています。
(ニンフとは少数ですが 時期の女王か王様アリになれるかも・・・の身分です)
さらに女王アリ、王様アリ以外はオスでもメスでもない生態です。
まだまだいろいろとありますが、次の機会にお話しします。

 写真は連休中に薪ストーブ用の薪つくりをしていた時に、集めた原木の保管の仕方が悪く一部にシロアリが入ってしまった薪の中の様子です。
一輪車の荷台の上で原木をばらした状況で、白いツブツブの大半が働きアリで 一部で見にくいのですが少し頭部が茶色かかったのが兵アリです。 働きアリより一回り大きい頭を左右に振って怒っています。
そして、写真の中央に段違いに大きいのが女王アリです。写真でしか見た事のなかったのでなんか感動的でした。原木の中で発見したので ほじくって出してみました。

 

 光と風を苦手とするシロアリが、一年で唯一 翅アリとなって表に現れる時期が まさに今です。
この時期は家の周囲を意識して頻繁に見回ってください、自宅にシロアリが入り込んでいるのか否かを判断できる絶好の機会です。

心配な方は いつでも一報ください きっと良きアドバイスができると思います。

 

愛知県・岐阜県の木造注文住宅
工務店が造る外断熱「涼温の家」
  (現場 井戸雅一)

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