井戸雅一 自己紹介へ

八丁味噌の工場見学

2015/06/11(木) 日々の事井戸雅一

 先日 地域の親睦旅行で 岡崎市にある 八丁味噌の工場見学に行きました。
600年以上の伝統を守ってきた 独自の製法で造られる 八丁味噌!
この地方(名古屋地方)に活きる 赤だしの味噌汁や 味噌煮込みうどん また 味噌カツ等々は この八丁味噌が原点なのかって思います。

 味噌の味はともかく その製法に興味を持ちました。
6尺の木桶に 味噌の材料を6t入れ その上に 3tの石を積み上げ造られている光景は迫力のある光景です。
写真のように なにげに積み上げられた玉石には 隠された技術があり、一人前の職人になるのに 実に10年かかるとの事でした。

もう一つの興味を持ったのは、味噌ではなく その建物の構造です。
大スパンの空間を造り上げる為に トラス構造の応用である合掌の構造(洋小屋組)の建物に興味をひかれました。
木材の曲げ強さを利用した和小屋組に対し、木材の軸方向の力を利用した洋小屋組がこの古い建物に使われていた事に驚きました。
現在は、写真のように 耐震対策の為に鉄骨で補強されていましたが、これほど大きい構造を 近くで見たのは初めてです。 先人の知恵の構造は やはり すばらしいですね!

 味噌すくいのコーナーがあって、自分のすくった1、6kgの八丁味噌を おみやげにもらいました。
最近は、毎日 八丁味噌の味噌汁が続いています。

 

愛知県・岐阜県の木造注文住宅
工務店が造る外断熱「涼温の家」
  (現場 井戸雅一)

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