愛知県西春日井郡O・O様邸、基礎工事中盤外側の型枠の建て込みが終わり、基礎の鉄筋材が現場に入りました。本日より配筋作業に移ります。鉄筋は名の通り「鉄」ですので、夏は焼けどするほど熱くなり、冬場は氷のように冷たくなります。重い、汚れるの他にもそういった大変さが鉄筋作業にはあります。

 せっかくなので少し鉄筋のお話をさせていただきます。

 一言で鉄筋と言っても色んな種類があり、一般住宅の基礎に使われているのが、異形棒鋼のD10、D13といわれるのが主でしょうか。「D」の横の数字がおおよその径になります。

 鉄骨造の基礎や鉄筋コンクリート造ではもっと太い鉄筋が使われます。調べてみるとD51まで規格で存在し、1mあたりの重さが16kgと、驚きの重量です。

 また、鉄筋1本1本に「ロールマーク」という刻印がされています。現場に搬入された鉄筋の写真を撮ってきました。

 このロールマークには製造した業者名、鉄筋の径と降伏点(こうふくてん)が示されています。

上の写真は、共英製鋼㈱のSD295AのD13、

下の写真の細い方は、トピー工業㈱のSD295AのD10です。

 同じ鉄筋でも全然違いますよね。

 普段なかなか鉄筋自体を目にする事は少ないかもしれませんが、見る機会があれば一度じっくり見てみるとおもしろいかもしれません。

 

 

工務店が造る外断熱「涼温な家
    (現場 小木曽一仁)

 

 

1ページ (全2ページ中)