昨日、点検へお伺いした際に電気代についてお問い合わせ頂きました。
夏の冷房時より冬の暖房時の方が電気代が掛かると思わなかったそうです。
何となく冷房時の方が電気代はかかるイメージを持たれる方も多いようですが、実際には冬の暖房時の方が掛かります。
気密が良く断熱の良い住まいでは、遮光をしっかりとすれば割と少ないエネルギーで快適に過ごす事が出来ます。
エアコンを掛けて除湿をすれば温度が若干高くても、体表面から湿度が発散されて涼を得る事ができます。
一方暖房時では日照時間が短く、積極的に日射取得しても日が落ちてからの時間が長く、湿度も低い為暖房時間がどうしても長くなります。
また、内外の温度差も夏の場合は仮に外気温35℃あっても湿度が下がっていれば室温は27℃程度で涼しく感じます。
その温度差は8℃です。
冬は仮に外気温0℃でも室温は20℃程欲しいですから、その温度差は20℃もあります。
これだけみても冬の方がエネルギーを使う事が分かります。
そして年間で考えても冷房期間より暖房期間の方が長いため、年間のエネルギー消費は暖房に多く掛かります。
そういう観点から考えると、昔の人が言った家は夏を旨とすべしというのは今の時代では間違いだと感じます。
参考までに私の自宅の今年の電気使用量は8月で633kwh、1月で1396kwhと冬の方が倍以上使っていました。
愛知県、岐阜県、長野県、三重県で
注文住宅 外断熱
本社(営業・現場)糸魚川貞人