この地域に主に生息するヤマトシロアリは、まさに今が、被害の有無を確認できる時期が来ました。4月20日くらいから5月中旬までが一年の中で目視出来る時期でもあります。
このヤマトシロアリは、ゴールデンウィークの前後、特に雨上がりで蒸し暑さを感じる日中に「群飛」という行動をします。「群飛」とは、翅を付けたシロアリが群れとなって地表に現れ飛び立つ行動であり、シロアリが唯一、姿を現す時です。
ただし、住宅に被害を及ぼす白蟻は自分のはねで飛び立ち移動することは出来ませんので
風を利用して、吹かれて移動します。
この時期を逃す事なく、ご自宅の建物の周囲をぜひ注意深く観察してみてください。
特に家の周辺に設置しています散水栓ボックス内(蓋を開けて確認)や建物にピタットよせて隙間無く積んでいる木材やタイヤなどです。
また、基礎立ち上がりにネツトメロンの皮のように土で模様が出来ている場合は、白蟻のトンネルで「蟻道」と言われる通り道ですから、すぐ撤去して下さい。
我々の携っている木造住宅はシロアリとの戦いが、永遠のテーマです。
現在の住宅基礎はベタ基礎主流なり、シロアリの防除に於いては有効になりましたが、まだまだ薬剤に頼っている住宅会社、ハウスメーカーが主流です。
しかし、この薬剤を使用する(ケミカル式)防蟻工法は、人体に影響があるため、1986年に有機塩素系(クロルデン等)の殺虫剤が使用禁止となり、2000年には有機リン系(クロルピリホス等)の薬剤も使用禁止となりました。そのため、シロアリに対しては弱い薬剤となってきています。
我が社の外断熱二重通気「共和の家」では、当初よりノンケミカルをモットーにして防蟻を考えてきました。ノンケミカル工法はケミカル工法に比べ ここ数年で明らかに進歩しています。
ぜひ現場で基礎工事中にご確認下さい。じっくりご説明させて頂きます。
共和木材が造る「住み心地一番 涼温な家」
営業部 井戸久義